http://drewdaniels.com/audible.pdf

アメリカオーディオ協会(AES)誌に掲載された報告で、英文でもあるのでアブストラクトを意訳すると、

「SACDおよびDVD Audio、いわゆるハイレゾ再生装置のアナログ出力をCD規格である 16bit 44.1kHzに変換する電子回路を通した音と、
元のハイレゾプレーヤーの出力音とをABX法によるブラインドテストで比較し有意差の有無を調べた。
被験者は、プロの録音技術者、学生、オーディオマニアなどを含む。再生装置としては、コンデンサースピーカーを含むいわゆるハイエンドシステムを使った。
テストは一年以上に渡って行なった。その結果、通常の音量(85dB SPL)で聴く限り、どのような被験者に対しても、どのようなシステムを使っても、CD音質とハイレゾ音の差は検出されなかった。
ただし、CD規格では非常に音量を上げた(+20dB)ときのみノイズが聴こえる場合がある。」