>>82 並行2線を75Ωで使ったら損失が大きくなるようだよ。

かなり2線を近づけないとそれぐらいにならないが、実際にそれぐらいにできるのかな。
一応、75Ωだと線間距離s 導体直径dとして、s/d=1.2だから線径の20%しか間隔が空かないのか。
直径1mmの線なら0.2mmの絶縁距離しかない。
伝送線路トランスで太めのUEWをバイファイラ巻とかにしたら、これぐらいかな。

最も2線が接近してそうな実用ケーブルの電話線であっても、
インピーダンスは1MHzで105Ω〜120Ωだし、実用的な距離の高周波伝送路としては厳しいかもね。

最小損失という点から考えると、導体径 d が一定なら線間距離 s が大きくなるほど損失が少ない
(放射損が無視できる程度の周波数なら)
間隔 s が一定なら、真空中で170Ωぐらい(s/d=2.17)が最小損失インピーダンスとされる。
s/dが6ぐらいまでなら、あまり損失が増えないので、Z0=300Ωや200Ωが昔の高周波フィーダ規格に採用されたみたい。