>>66 もう少し詳しく書いてみる.
直径 4.2mm硬銅線で 30.6cm 間隔かつ電信柱に架設した条件で、
L = 0.9213 log (30.6cm/0.21cm) +0.1uH = 2.11mH/km (実測 2.08mH/km)
C= (12.09×10^-3)/ log (30.6cm/0.21cm) = 5.58 nF/km (実測 5.68nF/km)
R = 2.568 Ω/km (実測 2.55Ω/km), G= 0.18 uS/km (晴天時の代表値)の条件で
Z={(R+jωL)(G+jωC)}^(-1/2) = 607-j58 Ω
(実測 610-j57Ω at 1kHz) というのが内訳.

昭和中期には既に架空裸線がケーブルに置き換わっているはず.
資料を見ると,明治期とは違って2.9mm線が多く,
線間は20cmまはた28cm程度が標準だったようだが,その条件でもZ=600〜650Ω程度
(ただし、無装荷回線に限る)