電気や電力業界の立場だと、発送電においては電圧も電流も正弦波しか想定していないよな。
微分や積分しても三角関数という特殊性から、LやCで電流が本当に遅れたり進んだりすると誤解されがち。

正弦波の二乗の積分で直流と等しくなる電力から逆算した電圧や電流の「実効値」なる指標が産まれ、
「需要家が実際に消費していない電力に対する電気料金は請求対象から除くのが妥当」というような
課金ルールが出来上がり、そこで「力率」という指標と算出法をとりあえず定義したのだろうか。