>>990
プリント品質と速度は相反するので仕方がない。
0.5mmノズルにすれば30分程度に短縮できるので、作るモノに応じてノズル変えてる。

ただし、品質と速度とどちらが重要かというと、速度が遅いという問題に関しては単に待つなり、
プリンタの台数を増やすことで解決できるが、品質の問題はプリンタを変える以外に解決法がない。
したがって、品質重視でプリンタを設計してる。

品質重視というのは、フレームやテーブルの剛性を上げ、プリントヘッドの移動精度を上げ、
フィラメントの送りと引き戻しを素早くやるということ。
そのため、フレームは5mmのジュラルミン、各軸は直径12mmの焼き入れシャフト2本で構成した。
木材やプラスチックやアルミ板や鉄板に8mmの軟鉄棒を挿しただけでは剛性不足。
また、各軸はベルトではなくスクリューで動かしてる。バックラッシュ無し。
また、ドライブギアとノズルとの距離は40mmまで削った。
200mm以上も離れたところからフィラメントを素早く押したり引いたりできるわけがない。

品質重視で設計すると、糸引きやダマやノズルつまりといった問題も大幅に改善され、
不良品の発生やプリント後の後処理が減る。やってみると悪くない選択。

速度に関しては、現行機を6台に増やして対応する予定。
一台のプリンタで、プリント品質を保ったまま速度を6倍に上げようと努力するよりずっと簡単。