次、「Gypsy_Girl」をプリントしてみた。
http://www.11moon.com/m200/Gypsy_Girl/Gypsy_Girl.html

HTML5のVRになっているので、画面をドラッグすると回る。
shiftとoptionでズーム、ダブルクリックでフルスクリーン。

プリント条件は、プリンターはm200(自作)、スライサーはSimplify3D、ファームウエアはRepetier、
フィラメントはColorFabbのPETG(白)、ノズルは直径0.15mm、プリント線幅0.18mm、 積層厚0.09mm、
射出量は多め、 リトラクション距離は0.4mm、層数は上5下4シェル3、スカート10周、
インフィル30%、サポートあり、温度は260度、 プリント速度は1600mm/min、jerk15、加速度1600mm/sec^2、
外周等では80%に減速、といった感じで強度重視の設定。
プリントサイズはオリジナルの半分、プリント時間は約7時間。

これはあまりよくない。
まずPETGが焦げた。PETGが焦げたのは初めて見た。
まあ、焦げがくっつくのはフィラメントが暴れてめくれた部分なのだが、
PETG系のフィラメントはめくれること自体がまずない。
オーバーハングや空中からのプリントの多いこのサンプルで初めて問題が露呈した。

一般的に、この問題はCFRやGFRの入ったPETGを使うことで解決できるが、
直径0.15mmのノズルではCFRは遅くなるし、GFRは詰まる。
というわけで、解決は難しい。

これに対して、機械系は全く問題ない。
高い部分でもきれいにプリントできている。
糸引きやタレはほとんどなく、PETGとしては極めてきれい。