>>150
昔Zortraxでフィギュアの仕事やってる人に「なんで光造形にしないの」と聞いたら、「小さいから」と言ってた。
フィギュアの世界にもいろんなスケールがあるが、1/6(美少女の場合25cm程度)というのが一つ大きなグループで、
Zortraxだと斜めに置くことでギリギリこれをプリントできる。
しかし、Form2だと完全に半分に割るしかない。

>>153
おそらく2000円とかだけど、普通の人には使えないノズルなんで、あまり売りたくない。
0.15mmはまだいいが、0.10mmにゴミが詰まった時は手で0.10mmのドリルを通す必要がある。
至難の技だし、維持費(ドリル代)もかかる。
アセトンで溶かすといっても、PETGは溶けないし、他のプラスチックでも時間がかかる。

例えば0.2mmは、まともなメーカーのCFR-PETGやPETGを使っている限り、
数ヶ月詰まらず運用できるし、詰まっても簡単に復旧できる。
それが、0.15mmや0.10mmの場合にどのくらいの詰まり率や復旧率で運用できるのか、
しばらく様子を見てから考える。

>>154
日本語おかしくて申し訳ない。
1.の段階では完全に対称形なので「片側」と「反対側」にする。
もちろん「側面、逆側面」でもOK。

テーパーなしはありないよ。
まず先端面の直径はなるべく小さい方がいい。
先端面が大きいと、まずプリント中のフィラメントが摩擦や粘性によって上に巻き上げられる。
また、周囲のプリント済みフィラメントが引きずられて汚くなる。
かといって、0(穴径と同じ)にすると刺さるし、すぐに削れて自動的に先端面が生成されるので、
穴形の3倍ぐらいを目安に加工してる。
使用に伴って先端面の直径が大きくなったら、ある段階でテーパーを削り直すか、廃棄する。

次に、ノズル全体が「内径0.15、外径0.6mmのパイプ」というのは強度的に弱すぎるし、
熱が先端まで届かないので、必然的に根元側は太くなり、「テーパー形状」となる。

次に、このテーパー角度も重要で、広くしすぎるとフィラメントの巻き上げが発生しやすくなる。
また、プリントミスや巻き上げによってプリント面の上に飛び出したフィラメントを拾いやすくなる。
同時にテーパーの高さ(長さ)も必要で、これが短いとテーパー角度を狭くしてもフィラメントを拾ってしまう。
これが、私がV6ノズルを使っていない理由。

逆にテーパー角度を狭くしすぎると、内壁にぶつかるし、ぶつからないにしても強度下がるし、先端まで熱が伝わらなくなる。
というわけで、70〜80度ぐらいがちょうどいい。
ここに書いたことは、私がDaVinci時代にノズルを数十個自作して得た知見。
当然のことばかりで、他の場所にも書いてあるかもしれないが、読むのと体験するのとでは理解度がまったく違う。