>>837
それ、使いこなしていないような…

活版印刷はクレタ文明の頃まで遡る。
聖書の大量印刷という社会インパクトを生んだので、グーテンベルクが発明したことになっている。

似たようなのは液晶で、アイデアだけは19世紀まで遡り、1960年代に米国企業が
表示デバイスとして開発。しかし寿命が短すぎて使い物にならず市場から消えかけたが
シャープが長寿命化に成功して一気にブレイク。
その後、カシオとの競走で急激に陳腐化し、再び商材としての価値を失いかける。
そこに目を付けたのが任天堂の故横井軍平で、電卓みたいな携帯ゲームを考案する。
しかし、横井が求めたのは当時としては世界最大クラスの表示デバイスで、液晶の粘性で
基板とガラス板の平行度を出す構造では実現不可能だった。
不可能な理由を知った横井氏は一笑に付し「そんなもん、間に粒のそろったガラス玉でも置いたらええやん」と提案。
この一言がブレイクスルーを生み大型化に成功。
任天堂はゲーム&ウォッチで世界企業へ飛躍、シャープはカシオとの液晶戦争に勝利する。
ファミコンが世界を席巻していたころ、TFTが実用化して液晶はセグメント方式からドッドマトリックス方式に進化し
表現力が一気に向上、ゲームボーイへと繋がっていく。