開平法は大昔の 2アマの教科書(CQ出版)かなにかに載ってて、それで覚えたかなあ。しかし
当時は計算尺使ってたし、その後、すぐに関数電卓や PCの時代になってしまったので、
あまり実地にやることはなかった。あれで数ケタ以上求めるのは骨がおれるしね。

ホイートストンブリッジは、それをインダクタンスやキャパシタンス計測にも使える
ようにした交流ブリッジが実際にあって、素子の計測に使ったものだ。検流計のかわり
にイヤホンがついてて、音で平衡点をみつけるタイプもあった。交流の場合は null
に追い込むのにけっこうコツがあって、その経験から、ブリッジは平衡条件だけでな
く、不平衡のときのふるまいを理解することも大切、と書いた。

そのブリッジも自動化されて(昔、買ったのは國洋という会社の製品だった。
KOKUYOとしてあったので、事務機メーカーかと思った)自分で nullを見つける
こともなくなった。このあいだアジレント(キーサイト)のLCRメーターに
買いなおしたけど、あれもブリッジなんだろうな。