さっき架空送電線について学んだんだが
なんで電圧高いと電線細くなるの?
ついでに がくう で変換できなかった
教えてエロい人 >>1
スレを終了させるために答えるぞ。
まず、電線が細くなるというのは正確には、細い電線を使うことができる だ。
>>7が答えてるように、負荷の消費電力が一定という条件において、
送電線の電圧を高くすると、送電線の電流は小さくなる。
P=V・Iな。Pが一定という条件だから、Vを大きくすればIは小さくなるだろ。
で、送電線も小さいながら抵抗(交流だからインピーダンスだが)がある。
送電線自身の損失Wは、送電線の線路抵抗をrとすると、
W=I^2・rだ。ちなみにこのWはジュール熱となって送電線自身を温める。
Iが小さくなれば、損失Wは2乗で小さくなる。
損失をある値以下にしたいと考えて設計する場合
(例えば負荷に供給する電力の1%以下にしたいという状況)、
上の式より、Iを小さくすれば、rが多少大きくてもよくなることがわかる。
rは簡単に言えば送電線の断面積に反比例するわけだから、
rが大きいすなわち細い電線を使うことができるということだ。 大事なこと書き忘れてた。
前提条件の「負荷の消費電力が一定」を成立させるために、
負荷端で変圧器で電圧を落とす。
[発電機]〓(低電圧)〓[変圧器]〓(高電圧)〓[送電線]〓(高電圧)〓[変圧器]〓(低電圧)〓[負荷]
変圧器を挿入するロスはあるけど、それでも有り余る送電線のコストメリット(ジュール熱損と、建設コストの和)が高圧送電にはある。