>>897
QIコネクタ用に使えています。(というかそれ以外に使う機会がない)
QIコネクタは、Aの部分が長くて、エンジニアのPA09やホーザンのP706だとはみ出してしまいます。
その点、このツールはAのためのダイスが厚く、良い感じに仕上がります。
芯線と被覆を同時に締めますので、特にコツも必要もなく、コンタクトもまっすぐに仕上がります。
ラチェットが付いていて、一定のところまで握りこまないと戻りません。
(いざとなったらマイナスドライバなどで解除もできますので、間違って途中まで握ってもやり直しはききます)

ただし、ちゃっと残念なのが被覆のためのBの部分。
QIコネクタによくある、※の羽の先が尖ってイスカの嘴みたいにずれているのは
本来は(2)のように包むような仕上げをするはず。
このツールは、芯線部分と同じような(1)の仕上げになります。

ツールの表面にも※が尖ったコンタクトの絵が描かれています。

探せばQIコネクタ相当のものにも、被服を(1)に仕上げる形状のコンタクトがあったと思うのですが、
秋月や共立に売ってるのは図のようなタイプですし。