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「パックご飯」や「冷凍ご飯」は、食べたいときに電子レンジで温めるだけで、すぐに食卓に出せます。忙しい日や、一人分のご飯で済む一人暮らしの方にとっては、特に重宝するでしょう。

今回は、一日3食お米を食べると仮定した場合、「パックご飯」と「冷凍ご飯」で、どれだけのコストの差が生じるのかを検証します。食費をおさえて節約したい方は、ぜひ参考にしてください。

パックご飯を食べるのにかかるコスト
パックご飯を食べるには、パックご飯の購入にかかる費用と、電子レンジで温める際の電気代がかかります。

パックご飯は、メーカーやお米の銘柄によって費用は多少異なりますが、1食分(180グラム)120円前後で販売されています。一日3食ともパックご飯を食べた場合、かかる購入費は約360円です。

電子レンジの消費電力はおよそ1.4キロワットであり、パックご飯を2分加熱すると、1.4円の電気代がかかります。
※電気代単価30円/キロワットアワーで計算

よってパックご飯を一日3食食べる際にかかるコストは、約364円です。

冷凍ご飯を食べるのにかかるコスト
冷凍ご飯は、一度お米を炊飯してから冷凍庫で保存しますので、お米の購入費のほかに、炊飯にかかる電気代と、ご飯を食べる際に温める電子レンジの電気代が発生します。

まずは、お米の購入にかかる費用を算出します。

農林水産省によると、精米を炊くとお米は約2.3倍に増えるとのことなので、パックご飯と同じ180グラムのご飯を炊く場合、約78グラムのお米が必要です。5キログラムのお米を購入した場合、約64回分のご飯が食べられることになります。

総務省統計局の「小売物価統計調査2022年」によると、コシヒカリ(5キログラム)の平均価格(東京都区部)は2288円とのことですので、お茶わん1杯分の価格は約36円になります。

経済産業省の「省エネ性能カタログ2022年版」によると、1回の炊飯にかかる消費電力は158ワットアワーとのことですので、電気代は4.74円という計算になります。

冷凍したご飯を食べる際に、電子レンジで2分加熱すると、パックご飯と同様に1回で約1.4円の電気代がかかります。

炊飯は一日1回と考えて、一日3食のうち、2食は冷凍ご飯を食べると、かかるコストは約116円になります。2、3日分のご飯をまとめて炊飯することで、・