日本のキャッシュレス決済比率は本当に20%程度なのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/kubotahiroyuki/20190319-00118769/

 日本のキャッシュレス決済比率が2割という数字は2015年現在のものであり、やや古い。
それだけでなく、あくまで消費に関わる決済においてのカードや電子マネーの利用額となっている。
交通系電子マネーに関しては、乗車や乗車券購入に利用されたものは含まれていない。

 これには銀行口座による口座振替分について含まれているのかは現状はわからないが、
2018年11月9日付け日経新聞によると、金融庁が国内のキャッシュレス決済に関する独自の
試算結果を明らかにし、これによると、3メガ銀行に給与振込口座を持つ会社員らのお金の流れをみると、
クレジットカード代金などの口座振替や振り込みが54%を占め、現金の引き出しは45%に
とどまることが分かったとしている。

 上記の金融庁の資産のほうが実態に近く、日本のキャッシュレス決済比率については、
銀行振り込みや口座振替、交通系電子マネーによる乗車や乗車券購入に利用などを含めた、
もう少し広範囲の捉え方をすれば、2割という数字は小さすぎるようにも思われるのだが。