>>745
別に社会を賑わせたりしてないだろ。
ニュースとしての扱いは極めて小さいし、世論の大半は「胡散臭い儲け話に乗ったオーナーの自業自得」という見方が強い。

事の発端はまず、スマートデイズという不動産業者が若い女性専門の下宿(シェアハウス)に投資してくれるオーナーを募ったところから始まる。
これに金を出せば「今後30年間は毎月70万円以上の家賃収入を保証します」という触れ込みだった。普通に考えてこんな美味い話はない。
今の時代に若い女性がバス・トイレ共用の下宿になんか入るか? 入らんよ。だから大半は「雇用契約の対価として半強制的に」居住させる計画だった。
こんな危うい契約で今後30年に渡り70万円も家賃収入が保証されるわけない。普通のアパート・マンションだって10年も経てば劣化して家賃は下がる。
まともな投資家ならこんな胡散臭い話には飛び付かないので、スマートデイズは「普通なら投資なんてできないような下層階級」に目を付けた。
しかしそんな奴らが億単位のまとまった融資を得るなんてのはまず不可能なので、外部の仲介業者と結託して偽の信用書類を作らせたわけ。
そしてそれをスルガ銀行の融資担当に提出し、まんまと金を巻き上げることに成功した、というのが一連の背景。

スルガ銀行にも落ち度はあったが、決して事件の主犯的なものではないよ。
いくら偽造された書類だったとはいえ杜撰な融資審査がなければ被害が拡大することもなかったのは事実で、そこを金融庁に突かれている。
銀行が傾く? サービスの見直し? あのコインチェックですら存続したのにこの程度の関与でスルガがそうなるなんてのはあり得んよ。
せいぜい融資担当者が何人か責任を取らされる程度で終わるだろう。それすら無い可能性も高い。

ちなみに元凶のスマートデイズは先日、民事再生法の適用を申請した。
スルガを叩いて融資契約を破棄しようとしてる一部のオーナーが必死になって裁判まで起こしてたが、本当に叩くべきはスマートデイズだろうに。。。