趣味で着物を着るようになってから知ったのですが、結婚前に親に作ってもらった着物はもったいなくて着ていないという御老女が二人いました。
躾け糸が付いたまま箪笥で50〜60年眠る着物の数々を思うと、究極の親不孝だと言ってもいいんじゃないかな。
多分ウールなんか、虫食いだらけかもしれません。
着もしない着物の多さを自慢するって、なんという倒錯した心理なのかしら。
そしてそのうちの一人が、来年約30年ぶりに黒留袖を着るのだそうですが、最後に着た後に汗抜きと丸洗いに出してないとシミやカビで大変な状態になっているかもしれません。
他人事ながら、とてつもなく恐ろしい。