唐津の衝突事故:書類送検の県議を不起訴処分 遺族が損賠提訴を検討 /佐賀

佐賀地検唐津支部は28日、昨年11月に唐津市の市道で自転車を運転していた男性と衝突し、自動車運転過失致死容疑で書類送検された宮崎泰茂県議(67)について、容疑不十分で不起訴処分とした。

事故は09年11月28日午前8時55分ごろ、同市見借の市道で発生。自転車に乗っていた同市八幡町の会社員、古賀壮一さん(当時49歳)が宮崎県議運転の車と衝突し古賀さんは搬送先の病院で死亡した。

◇不起訴で遺族が損賠提訴を検討

不起訴処分について、古賀さんの妻(49)は「事故の経緯や警察の説明に納得がいかない」と憤慨。「真実を知りたい」という思いや、宮崎県議が任意の自動車の保険に未加入だったため十分な賠償も受けていないことから、損害賠償を求める提訴を検討している。

宮崎県議が任意の自動車の保険に未加入だったため