不況にあえぐ観光業界、頼みは中国人観光客?―日本

2009年5月14日、日本の華字紙・中文導報によると、金融危機や新型インフルエンザなどの
深刻な影響を受けている日本の観光業界だが、一部では外国人観光客、
特に中国人観光客が大幅に増加し、過去最多を記録した地域もあるという。

和歌山県が発表した統計によると、08年に同県を訪れた観光客は前年比2.3%減の約3143万3000人で、
そのうち宿泊したのは同2.0%減の約545万5000人だった。ただし、外国人観光客の宿泊者は
16万8351人と過去最多を記録し、特に中国人観光客は52%増と大幅に増加した。

京都市は12日、同市の08年の観光客数が5021万人となり、8年連続で記録を更新しただけでなく、
00年に立てた目標「年間の観光客5000 万人突破」を達成したと発表した。
そのうち外国人観光客の宿泊者は1.1%増の約94万人だった。同市は観光客が増加し続けている
理由として、欧米を中心とした「日本ブーム」の影響と、中国人観光客が減少しなかったことを挙げている。

一方、長野県は「今後5年間で外国人観光客を2倍にする」という目標を立て努力中だという。
県の観光部門では、外国人観光客により多くのサービスを提供するため、通訳のボランティアの養成や、
複数の言語で表示した案内板やウェブサイトを準備するなど、さまざまな工夫を凝らしている。
また、中国人観光客誘致の目的で、今年すでに中国メディアを同県に招待しており、
今後に期待をかけている。(翻訳・編集/HA)

レコードチャイナ 2009-05-15 15:53:46 配信
http://www.recordchina.co.jp/group/g31391.html