「住みたい田舎」日本一となった市、決め手は
2014年12月31日 10時13分
Iターンなどの情報を紹介する月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)がまとめた2015年版の「住みたい田舎」ベストランキングで、島根県大田市が1位に選ばれた。
自然や歴史の豊かさだけでなく、移住希望者への相談や補助が充実している点が高く評価された。
29日発売の15年2月号で発表された。同誌は12年から社団法人「移住・交流推進機構(JOIN)」(東京都中央区)の会員自治体を中心に、
移住者支援に熱心な市町村を選んで施策や自然、文化、経済的な状況に関するアンケート調査を実施し、総合評価を加えてランキングを発表している。
大田市には今年初めてアンケート用紙が届き、ランキングの対象に。
空き家バンク、家賃や保育料の補助などの行政施策に加え、自然、伝統、災害、交通や買い物の便、医療などの観点から、95点満点で73点となり、
アンケートに回答した295市町村の中でトップとなった。
同誌によると、大田市は移住者支援制度、就農・就職支援が充実し、子育てしやすい環境が高得点につながったという。
2位は鳥取市で、前年の8位から大きくランクアップ。
3位は大分県豊後高田市と鹿児島県薩摩川内市だった。(高田史朗)

http://www.yomiuri.co.jp/national/20141230-OYT1T50039.html