保津川の遊水地というスタジアムと同条件の場所で進められる駅北区画整理事業に対し、遂に住民が水害増長の危険性を指摘し提訴することになった。
訴訟弁護団は、スタジアム問題の前哨戦との位置付けも視野に入れての提訴であり、12月4日に亀岡市に対し区画整理組合認可の取り消しを求めるとのこと。
市民への説明会も一度もなく、府と市及び地元経済団体の一部が結託して、独裁かつ独善的に進めてきたことに、遂に市民の怒りが、裁判という形で具体的になったものである。
この駅北区画整理事業に比べ、スタジアム計画は水害問題に加え、自然環境、野生生物、水道水源、交通安全問題など、課題はもっと多い。府は市の問題とするのでなく、府と市がこれを真摯に受けとめ、全て一旦休止し、計画と進め方を一から見直すべきである。