最近の、個人住宅「建築様式」は、大手&中堅のハウスメーカーによる物件が多く
いわゆる「プレカット工法」によって、木造建築資材は「工場生産」で事足りる。
すなわち、大工が昔のように半製品の木材を「墨だし」「切り組み」「鉋掻け」など
を省略して、新築建前は大工と言うより「ラチエット」等機械工具を駆使して
組み立てる「木造組み立て屋」という方が正しい。(積み木屋でもいい)
従って、一から十まで 完璧に木造住宅を手がける「大工」は減少した。
一部の大工は「リホーム屋」となり 食いつないでいるのが現状。

その意味で、最近の「大工」に過度の期待はしないこと。 
若い大工だと道具は一丁前に持っているが ド素人みたいなのはザラにいる。

都会の人が「田舎の元豪農の家」や「広大な家屋敷」を求める気持ちは
ある意味判るのだが、年を取れば「必要以上の大きさの家」なんか
何の役にも立たない。
むしろ、平屋でも良い。生活に使い便利な手頃な住宅で充分。
見栄なんて張る必要も無い。