本屋は一軒だけで、嗜好品を扱う店は島でそこしかない。
それゆえか、俺の両親含む一部の人間の間では、嗜好品は未だに気安く手を出すこと恐れ多い存在。
彼らにとっちゃ、本を月に2冊も3冊もなんて正気の沙汰ではありません。