ポプラがローソンと資本提携強化05月19日 21時03分nhk
広島市に本社のあるコンビニチェーンの「ポプラ」は、コンビニ大手「ローソン」から更なる出資を受け入れるともに、共同で仕入れる商品を増やすなど、提携関係を一段と強めていくことになりました。
発表によりますと、広島市に本社があるコンビニチェーンのポプラは来月、新たに株式を発行し、その大半をローソンに割り当てる形でローソンから新たな出資を受け入れるということです。
両社は3年前に資本業務提携を結び、現在はローソンがポプラの株式の5%を保有していますが、今回の出資でローソンは18%の大株主となります。
資本関係の強化に伴って、両社ではこれまでポプラが進めてきた駅や病院、それに学校などへの小規模店舗の出店を全国で行うほか、共同で仕入れる商品などを一段と増やすということです。
両社は山陰で新型の店舗「ローソン・ポプラ」を展開していますが、ポプラは広島ではこれまでどおり店舗を展開し、店内で炊いた温かいご飯を詰める弁当など、独自の商品を提供していくということです。
コンビニ業界では全国で店舗数が増え競争が激化していることから、大手と中堅各社が提携する動きが相次いでいます。
ポプラ経営企画室の大竹修室長は「ローソンの情報力やマンパワーを使って、強力に小規模店舗の出店を進めたい。一方で独自性を担保し、ポプラの店舗はしっかり残していきたい」と話していました。