塾に行かされても勉強なんか大っきらいだったので
当然ながら成績は上がらなかった。
そしたら母がヒステリー起こして
テーブルの上にあったグラスを投げて壊したりと
感情大爆発したあげく、私を叩いた。

父は教育パパで顔さえ会えば勉強しろと馬鹿の一つ覚えのように
言うだけ。他には何も興味を示さないで仕事に出ている時でも
家に電話をかけて「今、何やってるの?」と勉強しているかどうか
聞き出そうとしている。いわゆるストーカーパパ。

母は優れた看護師だったが外面は良くても実際には
短気でいやなことがあるとすぐ子供をぶっ叩くヒステリー女だった。

そんな両親は塾に通わせてやっている。
こんなにお金をかけているのに、何て親不孝な子なんだろうと思ったんだろうが
いつの時代でもどこの国でも教育熱心な人はいるけど
知識や技術を他人にうまく教えられる才能と教育熱心なことは
まったくの別物。無理やり塾に通わせて思い通りにならなかった
からって叩くのは最低だと思う。

「あんたのためにやっているんだよ」と父も母もいう。
それが私の才能を封じ続けていたとなぜ思わないの?
結局は自分の願望を押し付けているだけじゃない。
あんたたちは私じゃなくて自分の思い通りに動いてくれるお人形さんが
ほしかったんだね。でも残念ながら私はあんたらの人形じゃないの。
あんたらが死んでも私は葬式には出ない。代理人として便利屋さんを
雇って出てもらうことはあってもね。