ニコチンパッチのステマのような記事だな。タバコの機能をニコチンの摂取に限定して考えるのは非喫煙者にありがちな決めつけに思える。例えば、火を使うと言うこと。ゾロアスター教の教典を読むと腑に落ちると言うか人類が火を恐れ、敬い、神聖視してきた根源的な経験則の成り立ちを共有できた気がした。灰が出る、という事象も、ニコチンを失ったタバコ葉をニコチン抽出の熱源として再利用する、滅びの美学に近い感覚を受ける。同じタバコでも、ボックスパックのタバコは手前から7本7本6本の並びとなっているがソフトパックのタバコは7本6本7本の並びとなっていることもパッケージの厚み分をタバコの並べ方によって稼ぎ、自販機に収まるサイズにする工夫として興味深い。フィルターの固さ、巻き紙の厚さの規則的な変更、一部のブランドではあるが、パッケージ内側の銀紙へのメンソール塗布もメーカーの拘りが感じられる。日々の発見も喫煙の楽しみのひとつと言える。