子どもが「なぜ勉強しないといけないの」と聞くのは「理由」を知りたいのでなく「納得」してないから。「酒とタバコをやめれば健康になれる」と分かっていても行動しない大人と一緒
7/11(月) 12:31配信 婦人公論.jp

理由を知っているのになぜ勉強しなければいけないことに不満を感じるかというと、知ってはいるけど納得はしていないからです。その勉強するべき理由が、自分事になっていないのですね。
ちょっとこんな状況を想像してみてください。お酒とタバコがやめられず、年とともにメタボな体型にもなってきてしまった人がいるとします。
健康診断で医者からは「お酒とタバコは控えてください。運動もして、体重を減らさなきゃダメですよ。このままじゃ生活習慣病まっしぐらです」と、毎年叱られます。
しかし、なかなか生活を変えられません。
「お酒とタバコをやめて、やせたら、健康になれるのはわかっている。でも健康になったからといって、その先に何があるんだ? 好きなことを我慢して長生きしたって、つまらない人生が長引くだけじゃないか。だったら好きなことをして楽しく生きて、早く死んだほうがいいじゃないか」
こんな方、おそらく世の中にたくさんいらっしゃいますよね。こうした状況が、「わかってはいるが、納得できていない」という状況です。