受動喫煙対策めぐり論戦=都議会定例会が開会

 東京都議会の定例会が12日、開会した。
国より厳しい飲食店などの禁煙対策を盛り込んだ受動喫煙防止条例案の審議が焦点。
条例案には、小池百合子知事が事実上率いる最大会派「都民ファーストの会」が賛成のほか、
屋内禁煙を求める共産党も前向きに検討しており、可決、成立する公算が大きい。
ただ、自民党は慎重な議論を求めており、禁煙の線引きをめぐり激しい論戦が予想される。
 条例案は、従業員を雇用する飲食店は面積に関係なく原則屋内禁煙と規定。
客席面積が100平方メートル以下なら喫煙可能とした国の健康増進法改正案(今国会で審議中)より厳しい内容で、
都内飲食店の約84%が規制対象となる。
最終日の27日に採決が行われる見通しだ。(2018/06/12-15:31)