「肩身が狭い」と感じていたのは、吸わない人のほうだった。喫煙から禁煙へ「標準」が変わるとき
7/11(火) 6:10配信 BuzzFeedJAPAN
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170711-00010000-bfj-soci

マジョリティーの特権について研究している上智大学准教授の出口真紀子さん(文化心理学)は、「自分たちが抑圧される側になると思うと、変化を恐れ、抵抗しようとします」と指摘する。
2016年11月のアメリカ大統領選でトランプ支持が広がったのも、白人男性が特権を手放す恐怖心や「抵抗」が背景にあったからだ、と出口さんは指摘する。
「抵抗」を喫煙者の心理にあてはめると、このようになる。
1)自分の信念を変える=たばこをやめよう
2)矛盾を縮める情報を探す=がんにならない喫煙者もいるんだから
3)問題の矮小化=たばこくらいで文句を言うなんて
4)回避、逃避=引きこもって吸うしかない
抑圧する側とされる側の立場が逆転するほどの変化でもなく、格差がわずかに是正される程度であっても「抵抗」は大きいという。