米国Appleが喫煙者のMac修理を拒否しているという。タバコの有害物質がMacの内部に入り込み、修理スタッフに健康上の
リスクをもたらすというのがその理由だ。

 消費者問題を扱うWebサイト「The Consumerist」によると、2人のMacユーザーが、米国のApple修理センターから間接喫煙の
可能性を理由に、「AppleCare」の保証適用外であるとして、Macの修理を断られたという。

 「Ruth」というハンドル名でThe Consumeristに投稿したユーザーは、「Appleから自分のMacは汚染されているため修理できない
と言われた」と憤慨している。

 「(修理不可能な理由について)説明を求めたところ、自分は喫煙者だからMacがタバコの煙で汚染されていて、それは
バイオ・ハザードとみなされるとのことだった。AppleCareの保証規定を確認したが、所有者が喫煙者の場合は保証の適用外に
なるなど、どこにも書かれていない」(Ruth氏のコメントより)

 Ruth氏らはこの問題についてApple本社にかけ合ったが、やはり保証規定を理由に修理を断られたという。同氏は「ニコチンは
労働安全衛生法(OSHA)の危険物質リストに載っており、Appleとしては健康を害すると思われる機器の修理を従業員に強要
できない」と話している。

 なお、本件についてAppleにコメントを求めたが、原稿執筆時(11月24日時点)には回答を得られなかった。

http://www.computerworld.jp/topics/apple/168549.html