ある日の事だった

尚は言った。
「お前に婚前調査として2ヶ月間探偵を付けることにした。携帯の電池に盗聴器を付ける」と探偵事務所のパンフレットを見せられて説明された。

翌日から、探偵らしい人が付いてきた。
度々、撒いた。
私はドコモへ行き携帯を解体して中を確認したいと頼んだ、すると笑われた。

素直な尚は1週間毎に私の行動を伝えた。
多分 尚はガスラができない。

当時私はアクティブだった。
だが家を出れば目の前に立って付いてくる人が毎日居て、撒くと翌日には人が倍になった。最終的に20人ほど付いてきた。そのうちの半分は撒いてると思うので残りの半分ではないかと思う。

私は次第に病み引き篭もるしか無かった。
尚とは険悪な状態になった。

その時私は決意した。
探偵を雇う様な男とは2度と付き合わない。

その人達は探偵というよりも集団ストーカーだったんですね。