>>762続き

> 実際に加害行為が開始されてから、被害者が被害を受けていると認識するまでの間に、大抵のケースで大きなラグが生ずるのです。
> この種の被害の有名な事例である埼玉県越谷市の県営団地で嫌がらせの被害に遭われた男性は、
> 嫌がらせが始まった時期を「少なくとも2013年3月頃より」とされています。

> 御本人に直接聞いたわけではありませんが、これは恐らく、加害行為が開始された正確な時期がわからない為だと思います。
> ガスライティングの特徴は、第三者から聞くと被害妄想としか思えない嫌がらせを無数に浴びせる事で、証拠を残さずに精神的苦痛を与え続け、目的を遂げる点にあります。

> 言い換えれば、偶然を装った卑劣な嫌がらせを、相手が気づくまで、陰湿に、執念的に、何カ月でも何年でも続けるのが特徴の為、
> 実際に鈍感な人だとなかなか嫌がらせが行われている事実に気づかず、業を煮やした実行犯が逆切れし、露骨な嫌がらせを働く等の現象も見られると言われています。

> これが組織犯罪としてのガスライティングが中々表面化しない理由の一つなのです。
> ガスライティングは「気づき」がなければ成立しえない嫌がらせだという事です。
> 気づきは言い換えれば「意味づけ」です。
> 特定の行為と嫌がらせという意味を結合させる。
> その事で特定の行為=嫌がらせと脳に刷り込む。

> こうした行為を働いた後だから、物の場所を微妙にずらすとか、言葉のやり取りの中で、
> 本人に自分の認知・認識を疑わせるような嘘を混ぜるといった嫌がらせが相乗効果でより強い力を発揮するわけであり、ガスライティングは精神的虐待であると言われるわけです。

> ガスライティングの手口は第三者に気づかれないように被害者に対して精神的虐待が成立する行為なら何でもありなので、無数に存在します。
> そして無数に存在するので、手口の特定が困難なんです。

> それこそ、警察が加害者軍団の通信記録、通話記録を全て調べたり、加害者達の日常の言動を拾って回らない限り、
> 犯行を立証するのが不可能だと考えられるような、完全犯罪に等しい、本当に悪辣な犯罪なのです。
> 精神異常者によるサイコ的犯罪というのが、ガスライティングの実態です。