吉野の友人から、今回の件について本人の所感を伝えています。

吉野美穂子と携帯で話をした。
話をするのは、中学校卒業以来50年ぶりである。
相変わらずの元気いっぱいの声が聞こえてきた。
彼女は決して人に弱みを見せない。
強がる。
しかし、流石に今回の22日間の拘留はこたえたようだ。
肉体的にも、精神的にも・・・。
一番辛かったのは組織上層の裏切りだったようだ。

 mfaceの事業主体である『mfaceインターナショナル』は日本国内に事務所を置いていない。
それはネットビジネスだからである。
必要がないのだ。
しかし、『Mアカデミー』という組織のメンバーは日本国内に滞在しているようである。
これは『MBIインターナショナル』本社の直轄機関のような性格をもつようだ。
『マレーシア華僑』が支配する。
そして彼女が逮捕された時、彼らはそれを彼女の個人的な問題としたそうである。
彼女が個人的な違法行為をしたという立場をとった。
しかし、彼女の逮捕容疑は『特別商取引法違反』の【不実告知・不備書面交付】である。
個人的な問題なはずがないだろう。
これはmfaceビジネスのシステムの本幹に関することである。
しかし、かれらは彼女が逮捕されると、ただちに日本から脱出した。
実は海外でメンバーが逮捕された時も、同じようなコメントを出したという。
これが『マレーシア華僑』の商売のやり方なのだろう。

 結局彼女は自分の主催する『clubone』の仲間達に救われた。
彼らが検察に膨大な『嘆願書』や『上申書』や『証拠』を提出しなければ、彼女は『起訴』されただろう。
現在の日本の実情において『起訴』は『有罪判決』を意味する。
組織の上層に裏切られ、一方で一緒に活動していた組織の仲間に救われたわけである。
実は検察に被疑者側が書類を提出するような制度はないようである。
制度無視である。
そういった意味で、検察もよくこれを受け入れたものである。

 彼女は結局『概要書面不交付』ということで30万円の罰金を支払い拘束を解かれた。
しかし、『Mアカデミー』がmfaceビジネスのシステムの不備を認めないのだから、『概要書面不交付』というシステは改善されることはないということになるのだろう。
つまり、違法状態とされたものが続くのである。
これはメンバーの全員に関わる問題である。
メンバーの誰もが常に『逮捕』の危険性にさらされるわけである。

 彼女は今このmfaceからの離脱を考えているようである。
見事に組織の上層に裏切られたのである。
彼らとはもう一緒にはやってはいけない。
そして、すでに次のビジネスに関心が移っているという。
凄い人である。
60代半ばというと、普通はリタイヤを視野に入れる。
いや、実際すでにリタイヤしている人もいるだろう。

 彼女は自分の事を『マグロ』と言って笑った。
マグロは泳ぎ続けなければ、窒息して死んでしまうのだそうである。