西村博之氏:毎日のように裁判って起きるんですよ、東京以外でも。いまはもう出てないので
何件あるかわからないですけど。一時期、まっとうに出ていたことがあって、そのときトリプル
ヘッダーとかあったんですよ、東京地裁だけで1日3回(笑)。
それが地方でも起きてたりするので、そもそも無理なんじゃね?ってのがあって、出ないで
いました。出ないでいるとどうなるかっていうと判決が出て負けるんですけどね。で、敗訴が
確定して、相手の言い分が完全に通るんですよ。

例えば、損害賠償400万円欲しいって人だったら、僕が400万円払わなければならないって
いう判決とか命令が出るんです。
で、それも放置したらどうなるかっていうのをやってみたら、別に何も起きないんですよね。
結局、判決が400万円だとすると、僕から400万円を取る権利が確定するんですけど、権利が
確定しただけで、その取り立ては国はやってくれないんですね。じゃあ僕が仮に400万円
持っているとします。どうやってお金をとるか?会社員だったら会社に対して給料
差し押さえとかできるんですよ。じゃあ会社員じゃなかったらどうやってお金をとるんですか?
ってどんな弁護士に言っても答えがないんですよね。こういうことがあって、あ、デメリット
ないじゃんと(笑)