内海 聡
2019年6月8日 ·
歯磨きするほど虫歯や歯周病が増える(非常に重要)
私は歯科医ではないが重要なことである。
昨今の予防歯科の概念では、スウェーデン式を取り入れフッ素導入を進め、歯磨き一日五回などが提唱されるようになってきている。
残念ながらこれらで虫歯や歯周病が減ることはない。仮に減ったとしても別の大いなる弊害をもたらすが、その弊害について研究することは許されない。これらは歯科疾患を作り歯科商品を売るための遠大な計画だからである。
2015年に興味深い研究が示された。歯磨きやフロシングをすればするほど歯周病になるのではないか、という研究である。なのにそれを勧める理由は歯科業界のため、という提言もしている。
(略)
もっとも有名な歯科医の一人であるプライス博士は、世界中の先住民の詳細な歯科研究を行った。先住民には虫歯も歯周病も全くと言っていいほどない。彼らは現代人の歯磨きなどしないしフロシングもない。
彼らには歯石がついているが虫歯はなく、真の意味で生物は歯石と虫歯に何の関係がないことを証明している。先住民が現代食を食べるようになってから、虫歯や歯周病だけでなく現代病や歯並びの悪さが激増した。顎が劣化し様々な問題を産み出した。
日本で志村則夫・東京医科歯科大学助教授は、歯科業界の食べたら磨くことに異議を唱えている。
彼は「歯周病より恐い『歯みがき』病(アドア出版・千四百円)という著書を出版しており、「一日一回の歯みがきのほうがずっと健康的」と述べている。
歯科疾患は口の中の常在菌が原因であり、心身が弱まると病気を引き起こすとして、全身との関連性を訴えている。乳児院で暮らす子供にはむし歯が見当たらないという興味深いデータを示す。甘いものを避けるより子どもの自立心のほうが大事だと訴える。
残念ながらこのようなことを提唱すると日本ではオカルトという風に分類される。日本人は自分のプライドと古い知識にしか興味がない民族であり、事実や興味という概念と無縁である人々だからだ。