パプアニューギニアの人が筋肉質な理由に糞便から迫る|梅崎昌裕
東大の排泄関連研究(5)
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/z1304_00279.html
筋肉を形成するタンパク質の一部は大気中の窒素由来かもしれません。大気中の無機窒素を人が利用することはできませんが、細菌はアンモニアに変えることができ、それを餌にアミノ酸を作るものもいる。
アミノ酸なら人間が吸収して使えます。パプアニューギニア高地人の腸内細菌はそうした窒素固定の機能を持ち、老廃物をアミノ酸に変えて筋肉の材料にしていると考えられます。
糞便を移植した動物の実験ではおもしろい結果が出ましたが、実際に人の筋肉の合成に繋がっているのかはまだわかりません。