「無塩無糖」と高血圧・糖尿病 ~2大全身血管病を予防する~
https://news.yahoo.co.jp/articles/906b206c7f305014970260744e48169d257265ea
病気の治療には二通りあります。それは病気を根本的に治す「原因療法」と、原因を治すのではなく症状や体調を良くする「対症療法」です。病気の治療は原因療法がお勧めです。原因療法がない場合は仕方なく、対症療法に頼ります。
さて高血圧ではどうでしょうか?ありがたいことに原因が分かっています。食塩の取り過ぎです。原因療法は「無塩・減塩」になります。
原因療法には根本的に治す以外にもう一つ良い点があります。それは予防できることです。「無塩・減塩」をすれば、高血圧になりません。降圧薬は対症療法であり予防はできず、高血圧になってから使用します。
荒川先生は高血圧に関連するヒトアンギオテンシンを世界で最初に単離(分離)・同定した高名な高血圧学者であり、世界高血圧学会の理事長をされ、高血圧薬であるACE阻害薬やARBなどRA(レニン・アルドステロン)系抑制剤の開発において主導的役割を果たされた先生です。
講演で荒川先生は「本態性高血圧の元凶は食塩であり、原因療法は無塩食のみ」と話されました。「原因療法は無塩食のみ」と初めて聞いた私は身震いするような衝撃を受けました。