それは安心
しかしステージ0でもそれはそれで色々と考えることになるかもしれないのががん

ここまできた膵がんの早期診断・早期治療
ステージ0で切除できれば5年生存率90%
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/202111/572647.html
本田氏は、2018年10月から2021年4月に、膵臓実質の萎縮(FPPA)や主膵管の不整(拡張・狭窄)、分枝膵管の拡張といった、がんの周囲で起こると考えられる変化(間接的所見)から膵がんが疑われた76名に対して手術を行ってきた。
現在、73名の病理組織診断が完了しており、7割以上が上皮内がん(ステージ0)、もしくはもう少し進行したステージI初期の診断だった。
ただ一部、がんの一歩手前の「異型上皮」あるいはIPMNと診断された患者も含まれており、本田氏は「非常に診断が微妙で難しいということがお分かりいただけると思うが、
こうなると(ハイリスクとはいえがんでない場合もあるとすると)、やはり、われわれ外科医はできる限り患者さんの負担が少ない手術をしないといけない」と話した。

本田氏らが2016年6月から2018年2月に行なった膵頭十二指腸切除術における膵液瘻の発生率は、経験が浅い初期には開腹手術で21.3%、腹腔鏡下手術で19.8%と差はなかったが、経験数が伸びるごとに開腹手術で成績が向上した一方で、
腹腔鏡下手術ではあまり変わらず、開腹手術3.9%に対して腹腔鏡下手術18.2%という成績となった。

一方、膵頭十二指腸切除術は施設を選んで受けるとしても、ロボット手術を含む低侵襲手術の安全性は確立されていないので、よく考えて(手術の方法を選んで)ほしい」と話した。