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統合失調症の病態に脳内炎症が関与-統合失調症の原因解明に進歩-


脳内の免疫防御を担っている細胞のミクログリアは、脳内で炎症などがおきると、
形を変えて活性化し、神経細胞の修復を助けるような様々な成長因子や、
逆に細胞を傷害する複数の因子を放出することがあります。

この活性化したミクログリアには、末梢性ベンゾジアゼピン受容体と呼ばれる分子が発現します。
近年、放医研で開発された、[11C]DAA1106というPETプローブ※3は、
その末梢性ベンゾジアゼピン受容体に強く結合するために、
脳内のミクログリアの活性化を測定することが可能です。
これまでに、このPETプローブを用いてアルツハイマ-病で
脳内の活性化したミクログリアの量が増加していることを報告しています。

掲載日:2018年12月26日更新
https://www.qst.go.jp/site/qms/1659.html