1型糖尿病はやはり糖質過剰症候群? ApoCIIIとの関連
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実験的には健康なβ細胞が1型糖尿病患者の血清にさらされるとアポトーシスを起こしてしまうことがわかっています。電位依存性Ca 2+チャネルの活性が増加し、これにより、細胞質の遊離Ca 2+濃度とアポトーシスが増加します。これらの影響は、Caチャネル遮断薬によって防ぐことができます。そして、細胞内のCa 2+濃度を増加させ、アポトーシスを促進する1型糖尿病の血清中の重要な因子の正体が特定されました。それが、ApoCIIIでした。ApoCIIIレベルの上昇はβ細胞に有害であり、細胞死をもたらします。

そして、ApoCIIIレベルを減少させると、糖尿病の発症が大幅に遅れました。つまり、ApoCIIIは糖尿病誘発因子であると考えられます。