ケトン食対地中海食

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上の図は体重変化ですが、どちらの食事を先にしたかで分けています。赤い線がケトン食最初で次に地中海食、緑の線が地中海食が最初で次にケトン食です。最終的には体重変化に差がありませんが、ケトン食の方が大きく体重が低下しているのがわかります。

フリースタイルリブレのようなグルコース値を持続的に測定していましたが、平均グルコース値の減少は、地中海食と比較してケトン食で有意に低くなりました。また、どちらの食事もグルコース値が基準値に入っている時間は増加し、ケトン食の方がよりその割合が高くなりました。血糖変動も同様にケトン食の方が少なくなりました。

ただ食事の内容は自己申告の食事アンケートなのでウソを言っている可能性もあります。それを承知の上で、ケトン食群の糖質摂取量はフードデリバリーで平均22.1g、自炊で37.8gでした。地中海食はフードデリバリーで平均108.4g、自炊で103.7gでした。つまり、地中海食もいわゆるロカボ程度の糖質量だったと考えられます。

通常の糖質過剰摂取食と比較すれば、100g程度の糖質量は非常に少ないので、当然様々なパラメータは改善するでしょう。しかし、中途半端な糖質制限では中途半端な結果しか出ないことが多いので、もっと長期に続ければケトン食と地中海食の差はどんどん開いていくのではないかと推測します。