透析温度と循環動態Kt/Vとの関係。低温透析が透析低血圧症に有効な治療法であるという機序は末梢血管を収縮させることにあり、低温透析時の血圧は高い傾向にあった。しかし透析後のSPP測定の結果では血流が悪い傾向にあった。又、循環血液量の変化率もプラズマリフィングが悪く常温時高温時と比較すると有意差がみられ血管内脱水の傾向がみられたKt/Vに関しては有意差はなかったがこれらの結果により低温透析は@末梢血管を収縮させ血流が悪くなるAプラズマリフィングが悪い事により透析効率の悪化、動脈硬化など長期合併症を助長させる可能性が示唆される