>>600
コタロー薬局によると神経質で高ぶりやすい人に使えるとあるよ
六君子湯自体が神経過敏でイライラしやすい人向けなのでさらに精神面をパワーアップさせてるのかな

小太郎漢方製薬株式会社

柴芍六君子湯 (さいしゃくりっくんしとう)

【処方コンセプト】胃腸虚弱で、みぞおちから両脇にかけて一杯になる方の胃痛・腹痛に
このタイプは、六君子湯を使いたいような胃腸虚弱で、みぞおちから両脇にかけてが一杯になったような感じか、重苦しい感じがあり、神経質な方が目標となる。

柴芍六君子湯適応症

◆柴芍六君子湯は、六君子湯(胃腸の機能を補い、水をさばく)に柴胡・芍薬(肝の気を巡らせ、痛みを止める)の2生薬を加えた処方である。

◆六君子湯の証で、胸脇苦満(みぞおちから両脇にかけて張る)し、腹直筋の攣急がみられるものに用いる。ただし、この胸脇苦満は軽い。

◆柴胡桂枝湯や四逆散を用いたいようなタイプで、しかも胃内停水が著明で、体力が弱いものによい。

◆肝実脾虚(神経興奮して種々の症状があり、かつ消化機能の低下した状態)の証に用いる。

◆消化力が低下して食欲が減退し、少し多く食べると下痢したり、下腹部が張って苦しくなり、貧血気味で、手足が冷えやすく尿量も多いタイプで、腹直筋や胸脇部の筋肉拘攣や腹痛を伴うもので、気のあせりのあるような方に用いる。 また、ストレスの影響で胃腸の調子が悪くなるものによい。

【処方構成】10味
脾虚痰飲(胃腸の機能を補い、水をさばく)の六君子湯に、サイコ、シャクヤクの2味を加味した処方である。基本的には六君子湯の方意をもっているが、加味した2味は疏肝解鬱(肝の気を巡らせストレスの影響を軽減する)のサイコと柔肝止痛(筋肉の緊張を和らげ、痛みを止める)のシャクヤクであり、ストレスなどが加わることにより、痛みを伴う消化器疾患によく奏功する。六君子湯に鎮痛作用を考慮した処方といえる。