人工透析を受ける患者の団体が体制整備を求める緊急の要望書を宮崎県に提出
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210125-00010009-mrt-l45

新型コロナウイルスによる病床のひっ迫で不安が広がっています。腎臓病などで人工透析を受ける患者の団体が、透析患者も安心して入院治療できる体制整備を求めて緊急の要望書を宮崎県に提出しました。

 要望したのは宮崎県腎臓病協議会で、25日、横山真三会長が宮崎県庁を訪れ、宮崎県福祉保健部の渡辺善敬部長に要望書を手渡しました。

 要望書では、透析を受けている患者の新型コロナウイルス感染が確認された際に、速やかに入院治療が受けられる体制づくりなどを求めています。

 透析患者には高齢者が多く免疫力が低下傾向にあるため、新型コロナウイルスに感染した場合は重症化しやすく、死亡率は健常者に比べ8倍以上とされています。

(宮崎県腎臓病協議会・横山真三会長)「(透析患者で)非常に危機感が高まっていて特殊な治療になるのでそう簡単には増やしていくのは困難と私たちも理解しているので一つ一つということで」

 宮崎県内には透析患者が4000人余りいて、透析患者専用の病床はあわせて5床あり、一部はすでに使用されているということです。