ちなみに徳川末期の将軍家茂はものすごい甘党で知られていて、スウィーツ将軍の異名もあるくらいw

この頃でもまだまだ砂糖は贅沢品であったが(薩摩藩→琉球への搾取でサトウキビ由来の砂糖が入手出来るようになった)
彼が上洛の際には各宿場ごとに甘いお菓子を用意させて堪能しまくってたという

Wikipediaより
>羊羹、氷砂糖、金平糖、カステラ、懐中もなか、三色菓子など甘いものを好んだ。

そのせいか実際にも虫歯だらけで、遺体の発掘調査では32本あった歯のうち、実に31本にまで虫歯が見つかっている

砂糖の摂取はビタミンB1の消費を速めてしまうという問題もあり、ご存知の通り当時の富裕層では
見た目だけは綺麗だが栄養面の激しく偏った食事
=B1不足を原因とする脚気が「江戸患い=ぜいたく病」として流行っていて、彼が21歳の若さで早死にする原因にもなった
そこにもやはりこのスウィーツ好きが災いしたと言われている
(妻の和宮も同様に脚気で亡くなったが、こちらは32歳くらいまで生きている)

このぶんでは長生きしてもおそらく虫歯の痛みに苦しみまくりだったろうと
当時は虫歯が進行したら抜歯→精度も使い勝手も非常に悪い入れ歯に頼るくらいしか方法が無かったので
おそらくかなり若い段階で不便な入れ歯生活を強いられていた可能性が高い