0409病弱名無しさん
2020/06/03(水) 21:20:39.70ID:bX+Dm3aC0>単焦点でもピントが合わないところは光が届かず
>暗くなることにはなりませんか?
その現象はこちらが説明したのとは違う現象ですが
ざっくり言えばそれは単焦点、多焦点どちらも同じ条件です
こう考えてみて下さい
仮に、1m先に焦点が設定されている単焦点と、遠方焦点が1m先に設定されている多焦点があったとします
(多焦点は396のpdfに出てくる、41%ずつになる設定の物とします)
・単焦点の場合、1m先の地点から発して瞳孔を通った光はほぼ全てが網膜上の焦点に集まる
一方で
・多焦点の場合、1m先の地点から発して瞳孔を通った光のおよそ41%だけが網膜上の焦点に集まる
こういう違いです
多焦点というのは要するに(具体的な方法は様々ながら)瞳孔から入った光を
いくつかに分割して複数の焦点に振り分けます
つまり、複数の単焦点レンズを1つのレンズに作り込んであるのが多焦点
と理解してみて下さい
1度に認識できるのは複数焦点の内のどれか1つだけ
(そうでないとおかしな事になるのは理解できるかと思います)
従って、ある時点で見ている焦点以外に焦点が合っている光は
常に捨てている事になるという事になるわけです
ご理解頂けたでしょうか?
こういう原理と「実際にどう見えるか?」とは分けて考えないと混乱が生じるかもしれません
「暗くなれば瞳孔は開いてより多くの光を取り込もうとする」のは自動的な反射現象です
これをセットで考えないと誤解が生じるという事なわけです