トラマールはオピオイド受容体に直接作用するほか、セロトニン・ノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、下行性疼痛抑制系を賦活し、神経因性疼痛への鎮痛効果を発揮する特異なオピオイドである。

SSRI(抗うつ剤)は主に脳内で神経伝達物質セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニンの働きを増強することで抗うつ作用をあらわす。 またセロトニンには脳内で神経伝達物質ノルアドレナリンの作用を調整する働きがある。

一方、トラマールは抗うつ剤とほぼ近似した薬理作用。