デナーリス考察

百歩譲ってデナーリスが無双するところまでは良しとしましょう。

その結果、サーセイ側についていた兵も降参し始めるっていうのも自然な流れですね。

一通り敵の戦力を削り降参の鐘も鳴り響くが、デナーリスの表情は曇ったまま。ついに感情を抑えられなくなったデナーリスは暴走し始めます。

しかし、そんな彼女がまず先に火を放ったのはレッドキープではなくまさかの市街地。

もうこの辺から戦争映画を見ているような感じだった。特に暴走中の彼女の表情が一切映らなかったってのが一連のシーンの残酷さ/恐ろしさをより一層際立てている。

私もある程度は想像していましたよ。デナーリスが暴走するだろうって。

ただそれにしても、ここまで冷静な判断を欠いて一般人を大量殺戮しちゃうとは…。

勿論この行動で彼女が座るつもりだった鉄の王座や、治めるつもりだった街も綺麗に吹き飛びました。結果としては狂王以上のことを仕出かしてしまったと。

北部勢も「ほら見たことか」でしょうね。

結局デナーリスは自ら求めてきたものを全て破壊し、灰の女王になってしまったわけです。ここまでの努力や葛藤はなんだったのか。全てが水の泡になった瞬間でしたね。