>>647
644(512)です。(その2 雨音に関して)
 雨音はどうかとのお尋ねですが、これは聞く本人が「心地よく聞けていれば何でもいい」と思います。
 雨音をBGMにすることで耳鳴りの不快さが消えればそれでいいと思います。
 わたしは「耳鳴りを治す」のが目的ではなく、「耳鳴りに煩わされない状態になる」のが目的でした。
 難しく書くと、ホワイトノイズを利用して耳鳴り音を暗騒音化(意識が聞いていない状態)する、です。
 電車の座席に座って、走行の振動と騒音があってもうとうと寝てしまう状態だと考えてください。
 その振動や音に意識が向いていない→振動や音は存在するが、それを不快に感じたり煩わしいと思わない→だからうとうとと寝てしまう。
 あと、初期の頃に聞いていたホワイトノイズに対する感覚ですが。
 最初はあのザーという音が「へんな音だ」と感じました。
 へんな音だと感じるけど、TRT療法でこれを用いるんだからやってみよう、と続けました。
 続けていると、「耳鳴り音を忘れる瞬間」が生まれ、それが「耳鳴り音を忘れる時間」に伸び、だんだんとホワイトノイズを聞いているかぎり「耳鳴り音が気にならない」ようになりました。
 その時点では「ホワイトノイズに心理的に依存していました」。
 ホワイトノイズを聞いている間は「耳鳴りの不快さから離れることができる」ので、聞かずにはいられませんでした。
 わたしはたぶん効果がでるのが遅い者であったと思いますが、2年間ほど時間がかかりましたが、「ホワイトノイズを聞くのが面倒くさくなりました」。
 ホワイトノイズを聞くのを忘れるようになりました。
 当然、もうその頃には、「耳鳴りはあるけれど気にならない」ようになっていました。
 振動や騒音があっても、電車の座席で寝てしまう状態です。
「耳鳴りを治すのではなく、気にならなくなればそれでよい」
 以上はわたしの個人的な経験と結果です。
 器質的に問題がなく、慣れるしかない耳鳴りタイプの人はこの方法も選択肢の一つでありましょう。