LGSは小腸のbacterial transrocation をベースに発症する疾患概念です。
IBS、SIBOといった疾患ともオーバーラップしていてIBSとLGSを合併している場合なども少なくありません。。
IBSが現在、推定1200万人いるといわれています。LGSはIBSよりはやや少ないといわれており、IBS、SIBOなどと密接に関連しているといわれています。
LGSの診断法と一番普及しているのマンニトール・ラクツロース試験という診断法です。

食文化の変化、抗生物質、NSAIDが主な原因となるのですが、LGSを疑い検査してみると、LGSと診断されたのは意外と少なく4割くらいでした。
若くてピロリ菌陰性の方は胃酸の分泌が保たれており小腸内での菌増殖をあまり認めません。つまりリーキーガットやSIBOになりにくいということです。
LGSに対する食事療法は体にとって悪いことではないので継続してもらってよいと思います。
ただし、皆様が自己診断しているリーキーガットというのは誤りであるかもしれません。
LGSをご自身で考えられている皆様も、実はIBSだったりすることがあるので一度精密機関で検査をお勧めします。