>>157
イヌイットに限らず狩猟採集民で長寿は無理
もちろん食べ物のせいではなく過酷な環境と医療の差

それより糖質制限的にはコレステロールや食後中性脂肪をどう考えるべきか
http://promea2014.com/blog/?p=4059
よく、LDLコレステロール値が高くなると動脈壁の中に入りやすくなり、アテローム性動脈硬化のプラークができるという説明をされることがあります。
しかし、実際の大動脈から得られたプラークを分析すると、そこには平均してVLDL+IDLが3分の1以上を占めるようです。人によってはLDLよりもVLDL+IDLの方が多い人もいます。

それぞれの大きさは次のようです。

カイロミクロン 粒子径80〜1000nm、VLDL 粒子径30〜80nm、IDL 粒子径25〜30nm、LDL 粒子径18〜25nm、HDL 粒子径7.5〜10nm です。

つまりLDLよりもかなり大きなVLDLがたくさん入り込んでいるのです。血管の内皮細胞が傷害されて、そこから入り込んだと考えると、VLDLさえ通してしまうような穴が開いていることになり、
カイロミクロン以外のどのリポタンパクもスルスルと入ってしまうことになります。そうするとLDLコレステロールさえ低下させれば安心ではありません。とにかくリポタンパクを下げなければならなくなります。

そうではなく、実際には血管の内腔ではなく外膜からの新生血管が内膜の外側に伸びていき、そこからリポタンパクが動脈壁に侵入することが推測されます(「その3」「その5」など参照)ので、
恐らくどんなリポタンパクも、もしかしたらカイロミクロンでさえ容易に動脈壁には侵入が認められる可能性すらあります。問題なのはそこに留まるかどうかです。