日本肝臓学会のC型肝炎治療ガイドラインが改訂されました。
https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_c

これまでウイルス駆除の選択肢がなかった非代償性肝硬変の場合に
新薬、ベルバタスビル+ソホスブビル(商品名=エプクルーザ)が選択肢になり

慢性肝炎・代償性肝硬変でIFNフリーDAA前治療不成功の場合の治療として
グレカプレビル+ピブレンタスビル(商品名=マヴィレット)12週投与と
ソホスブビル+ベルバタスビル(商品名=エプクルーザ)+リバビリン24週投与
の2つの選択肢が示されています。

DAA前治療不成功例に対するDAA再治療については
「NS3/4AならびにNS5A領域の薬剤耐性変異、ことにP32欠失の有無を測定した上で、
肝臓専門医によって慎重な治療薬選択がなされることを推奨する」
との一文があります。

マヴィレットは、慢性肝炎・代償性肝硬変でDAA治療歴のない場合の選択肢にもなっています。
(第6版、P.114〜117)